情報誌「地域人」 第58号
「地域人」は、地域の活性化を担う"地域人"が主役です。
政府方針である地域創生政策は、将来にわたって「活力ある日本社会」を形成していくために、地域資源を利用した多様な地域社会の形成を目指しています。そのためには、首都圏地域を含めた他地域との積極的な人的交流、情報交換などの連携を推進していくことが求められます。「地域人」は地域で活躍する多くの人々から得た、前向きで積極的な"生"の情報を新鮮なまま毎月お手元にお伝えします。また、さまざまな取り組みや先進事例を解説、論説を加え紹介していきます。ビジネスや生活に役立つことはもちろん、地域創生のテキストとしても活用していただけるような情報提供を目指します。

第58号の注目記事

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、人類と環境との相互関係が世界人口の増加、 グローバル化によって変化した中で表れてきた問題の一つとして捉えることができる。 これに対処するためには、「社会・生態システム」としての人と環境との関係を大局的に捉える視点が求められている。

自然との共生、東京への一極集中と地方への移住、経済への衝撃、オンライン教育、弱者のセーフティネット、人と人との愛憎、食と家族をめぐる問題など。『地域人』の連載執筆陣を中心に、各界の識者が考える「コロナ時代」に見えてきた問題と新たな可能性。

大正大学地域構想研究所では2月から3月にかけて、全国の自治体を対象に第2期「地方版総合戦略」策定の状況等に関する調査を実施した。同時に、4年前に続き、地方自治体の人材の確保および人材育成の状況についての調査も実施し、この4年間の地方自治体の変化を分析。新型コロナ対応を踏まえた提言も紹介する。
豪華 連載陣
もくじ
巻頭鼎談
ウィズコロナ、ポストコロナ時代の人間と自然、都市と地方の在り方
養老孟司、小野寺浩、渡邊直樹
第1章 新型コロナと防災・減災
ポストコロナ時代の防災・減災を考える
古田尚也ポストコロナ時代の防災・減災を考える座談会
「多様性」を受容し自然を活用した災害に強い社会へ
西廣淳、吉田丈人、島谷幸宏、司会=古田尚也 大正大学地域構想研究所 特別研究事業
防災・減災・復興に関する学際的研究プロジェクト「コロナ後の世界と地域」(仮称)
柏木正博 大正大学地域構想研究所副所長 第2章 新型コロナで見えてきた問題と新たな可能性
寄稿
地域連携を守る高校と真っ先に縮小する高校
浦崎太郎寄稿
新型コロナウイルスと現代文明の見直し──新たな喪失とケアの形──
島薗進寄稿
コロナ禍が変える東京と地方の未来
河合雅司寄稿
「家族の食卓」と新しい生活様式
岩村暢子寄稿
不寛容な物言いですれ違う都会と地方
森まゆみ寄稿
生活スタイルと「食」のかたちの変化
森枝卓士寄稿
自然との共生が危機の回避に
涌井雅之緊急座談会
コロナショックでツーリズムはどう変わるのか──持続可能な観光を考える
井上雪子、亀津淳司、鈴木宏一郎、高山傑、多田稔子、司会=古田尚也第3章 ローカルの時代
ピンチをチャンスに
「コロナ危機」で変わる 働き方、暮らし方と地方創生
村木太郎
「地方版総合戦略」の調査結果を分析
次なる戦略構想策定のため 地方自治体は何を指針とすべきか
中村健
進化する地方の時代
コロナウイルスとバックキャスティング
北川正恭
第2期地方版総合戦略策定状況などの現状と課題を調査
第4章 地域人材の育成
新しい時代のリーダー育成に向けて
「鎌田薫リーダーシップ塾」(仮称)を開催
鎌田薫
地域の課題を共に考える
「地域戦略塾」を開設
小峰隆夫
編集部員コロナウイルス療養記
次号予告/編集後記
緊急特別号刊行にあたって
柏木正博 本誌編集・発行人地域人の購入方法
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- 書籍名:地域人
- 出版社:大正大学出版会
- ISBNコード:ISBN978-4909099464
- 価格:1,000円
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