情報誌「地域人」 第59号
「地域人」は、地域の活性化を担う"地域人"が主役です。
政府方針である地域創生政策は、将来にわたって「活力ある日本社会」を形成していくために、地域資源を利用した多様な地域社会の形成を目指しています。そのためには、首都圏地域を含めた他地域との積極的な人的交流、情報交換などの連携を推進していくことが求められます。「地域人」は地域で活躍する多くの人々から得た、前向きで積極的な"生"の情報を新鮮なまま毎月お手元にお伝えします。また、さまざまな取り組みや先進事例を解説、論説を加え紹介していきます。ビジネスや生活に役立つことはもちろん、地域創生のテキストとしても活用していただけるような情報提供を目指します。
第59号の注目記事

巻頭インタビュー嘉田 由紀子
(参議院議員/前滋賀県知事)
琵琶湖周辺には比叡山を中心に多くの水にまつわる寺社があり、水とともに生きる水辺の暮らしが人々に受け継がれてきた。 中学校の修学旅行で琵琶湖に魅せられた嘉田由紀子さん(前滋賀県知事)は、その後、研究者として水と人々の暮らしをテーマとし、生活環境主義の考えに基づいた政策を実現するために政治家となり、「水と暮らす文化から今こそ学ぶべき」と語る。

特集水を守る人と地域
日本は古来、おいしい水に恵まれ、そのなかから独特の生活様式や文化が生まれ、継承されてきた。しかし世界を見ると、21世紀は水を巡る紛争の時代ともいわれ、人口増加や地球温暖化、産業の発展などによる水不足の深刻化が懸念されている。日本もこのリスクと無縁ではない。日本の各地で森林や山を整備して水を守る人々の活動を見ながら、水の大切さについて考えていく。
豪華 連載陣
もくじ
巻頭言
養老孟司
きれいな水
解剖学者、大正大学客員教授巻頭インタビュー
嘉田由紀子
衆議院議員/前滋賀県知事
琵琶湖の「水と暮らしの文化」「水と食の文化」「水と祈りの文化」から今から学ぶべきです
聞き手 渡邊直樹 本誌編集長特集
水を守る人と地域
特集インタビュー
水は地域的な資源。
だからこそ愛着が湧く
沖 大幹 東京大学大学院工学系研究科 社会基盤学専攻教授
滋賀県高島市針江地区
生水(しょうず)とともに生きる
川端(かばた)と水辺の暮らし
北海道占冠村(しむかっぷむら)
アイヌ語で、とても静かで平和なところ「占冠」
源泉のある小さな村
岩手県岩泉町
龍泉洞の水を生む広葉樹林の森を
守り続ける人々
山梨県小菅村
水源の森を守り、育て、都会の飲み水を支える
島村菜津熊本県上益城郡・阿蘇郡
サントリー天然水の森 阿蘇
水を育む豊かな森づくり
美しくも美味しい循環の物語
熊本県人吉市 鳥飼酒造 鳥飼和信社長
健全な森からこそ清らかな水は生まれる「水の回廊」
髙山文彦連載
人口減少下の地域を考える
コロナショックと日本モデル
小峰隆夫高校連携で始まる人材循環
産学官の垣根を越えて若者の育成と回帰に大きな手応え
─地域みらい留学の取り組み(下)─
食卓から見たニッポン人の変化
水と環境と心と身体
岩村暢子地域興論
政府は「農業の工業化」を推進せよ
河合雅司「食」から始まる地方再生
サン・ル・スー
東京都杉並区
二宮清純のスポーツとまちおこし
川崎球場は市の指定文化財としてどのように保存されるのか?
二宮清純港町ブルース
琵琶湖漁師・中村清作(下)
琵琶湖の魚を食卓に 湖魚は唯一無二という誇り
日本青年会議所会頭に聞く!
企業と国民生活の支援拡充で政府と意見交換
石田 全史公益社団法人日本青年会議所 第69代会頭
地域創生を目指す起業コミック
スタートアップCafé Dac
第6話 起業が失敗する時
ふるさとと神仏のゆくえ
世界の人々に語りかける力を引き出した巡礼団の形
島薗 進chiikijin square(地域人スクエア)
news/event/cinema/magazine/book review
直言! 今月の地域構想
都市と地方の間に人的好循環を
鎌田 薫 大正大学地域構想研究所 最高顧問啐啄
山師的人材
柏木正博 本誌編集・発行人次号予告/編集後記
とじこみ
コアコア新聞
暮らすように町に泊まる
資料に出合う 人に出会う
青梅と五日市(東京都)森まゆみ
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- 書籍名:地域人
- 出版社:大正大学出版会
- ISBNコード:ISBN978-4909099471
- 価格:1,000円
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