情報誌「地域人」 第70号
「地域人」は、地域の活性化を担う"地域人"が主役です。
政府方針である地域創生政策は、将来にわたって「活力ある日本社会」を形成していくために、地域資源を利用した多様な地域社会の形成を目指しています。そのためには、首都圏地域を含めた他地域との積極的な人的交流、情報交換などの連携を推進していくことが求められます。「地域人」は地域で活躍する多くの人々から得た、前向きで積極的な"生"の情報を新鮮なまま毎月お手元にお伝えします。また、さまざまな取り組みや先進事例を解説、論説を加え紹介していきます。ビジネスや生活に役立つことはもちろん、地域創生のテキストとしても活用していただけるような情報提供を目指します。
第70号の注目記事

島谷幸宏
熊本県立大学特別教授
大正大学特命教授
大正大学特命教授
流域治水が日本の国の在り方を変える
豪雨による大きな水害が各地で起こり、河川の流域全体で治水を行う「流域治水」が注目されている。
島谷さんは環境に配慮した「緑の流域治水」、グリーンインフラ、あまみず社会、小水力発電などに取り組んできた。持続的な社会をつくることにもつながっていく。

【特集】自然災害と防災
2011年の東日本大震災以降も、日本列島各地で大地震が断続的に発生し気候変動の影響で激しさを増す集中豪雨により、大規模な水害も頻発している。
日本列島に住む以上、自然災害のリスクからは逃れられないが、その中で「自然に根差した解決策」を探るという動きが注目されている。
先人の知恵からヒントを得た流域治水や、緑と調和した「グリーンインフラ」など安全で環境にやさしく美しいインフラ整備が進められている。
新技術を防災・レジリエンス向上に活用する新しい防災の在り方も模索されている。
豪華 連載陣
もくじ
巻頭言
養老孟司
解剖学者/大正大学客員教授
機能主義
巻頭インタビュー
島谷幸宏
熊本県立大学特別教授/大正大学特命教授
流域治水が日本の国の在り方を変える
聞き手 渡邊直樹 本誌編集長特集
自然災害と防災
●PART1●
流域治水とNbS
事例1
緑の流域治水が可能にする川づくりとまちづくり
筑後川・樋井川流域(福岡県)事例2
流域治水対策に活用の田んぼダムが全国に拡大
吉川夏樹 新潟大学農学部教授事例3
海川に親しみつつ減災を目指す
東京・葛西沖の挑戦
寄稿
自然に根ざした解決策NbSに世界が注目
古田尚也 IUCN日本リエゾンオフィスコーディネーター●PART2●
自然災害から暮らしを守る
寄稿
「被災者」はいるのだろうか
外岡秀俊 ジャーナリストインタビュー
地域の住民が安心して暮らせる
防災システムを構築する
インタビュー
これからの「リスク」と向き合う
神里達博 千葉大学大学院教授地域情報
コアコア新聞
農業/経済/文化/イエナカ/ライブラリー/映像/比較文化/ローカルメディア/たのしい観光地
連載
人口減少下の地域を考える
コロナショックと生活意識の変化
小峰隆夫高校連携で始まる人材循環
三重県立飯南高等学校と松阪市との連携(上)
浦崎太郎食卓から見たニッポン人の変化
時間を軽視する「便利な時代」
岩村暢子地域興論
高齢化で救急需要が増大
懸念される地方での救急車不足
暮らすように町に泊まる
竹富島 思い起こしの旅
森まゆみ「食」から始まる地方再生
ヴァン セレーノ(東京都練馬区)
森枝卓士スポーツとまちおこし
震災を風化させない
岩村監督率いる福島レッドホープス
港町ブルース
長崎県雲仙市南串山町
「天洋丸」(上)
日本青年会議所
JCI JAPAN TOYP 2020
吹野 豪<前編>リンクウィズ株式会社代表取締役地域創生を目指す起業コミック
スタートアップCafé Dac
第17話 地方で起業、あるある
列島のこころ
弘前城の桜と「年年歳歳」
猿渡知之おきたま通信「百姓の独り言」
コメを送る
菅野芳秀ふるさとと神仏のゆくえ
曾我部俊雄がつくり上げた
金剛流御詠歌道の教え
chiikijin square(地域人スクエア)
event/news/pick up/comic/cinema/magazine/book review
時代の使命を果たす!
シンク・ローカル アクト・グローバル
北川正恭啐啄
自ら問いをつくる
柏木正博 本誌編集・発行人地域人の購入方法
全国の書店、およびネット書店でお買い求めいただけます。 Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する
書店で見つからない・在庫切れの場合は、
下記のリンクより申込用紙をダウンロードし、FAXにてお申込みください。
申込用紙をダウンロード
書店でご注文頂く場合は、下記項目を書店にお知らせくださいませ。
- 書籍名:地域人
- 出版社:大正大学出版会
- ISBNコード:ISBN978-4909099-60-0
- 価格:1,000円
定期購読につきましては、『地域人』巻末に綴じ込みの払込用紙をご利用ください。